外壁のチョーキング現象|放置コストと“最短”是正プラン【宇都宮・栃木】

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更新日:2025-08-06|対象:戸建てオーナー/アパート・管理会社

リード
手で触ると白い粉が付く“チョーキング”。見た目だけの問題に見えて、実は防水性の低下・下地劣化・工事費の増大に直結します。本記事では、最短で効果の出る是正手順と、やってはいけない対処見積で確認すべき要点を、現場基準でまとめました。


目次


結論(TL;DR)

  • チョーキングは塗膜の樹脂が劣化して顔料が粉化した状態。防水力は下がっています

  • 放置すると、吸水→ひび→藻コケ→下地劣化の順で悪化。下地処理や下塗りが増え、工期と費用が上振れします。

  • 最短の是正は高圧洗浄→(必要なら漂白・殺藻)→高浸透シーラーで固着→適正な中上塗り

  • 当社の100円診断は、粉化度・含水・付着・ひび点数化し、**“過不足のない仕様”**を提示。軽微補修は追加費用なしで対応します。


チョーキングとは何か(簡潔に)

  • 原因:紫外線・熱・水分で樹脂が分解し、顔料が表面に粉として析出

  • サイン:手で触ると白(または塗装色)の粉が付く/雨だれで筋が残る艶ゼロ

  • 誤認しやすい症状

    • 白華(エフロ):石材・モルタルでの塩分析出。粒が粗く、雨後に出やすい。

    • 汚れ(煤塵):濡らした布で拭くと落ちやすい。チョーキング粉は無限に出る感覚。


放置すると何が起きる?(コストの正体)

  1. 吸水量の増加昼夜の膨張収縮が大きくなり、微細ひびが増殖。

  2. 藻・カビの繁殖 → 洗浄工程が増え、薬剤洗い→再洗浄が必要に。

  3. 下塗り増加高浸透シーラー2回フィラー追加が必要になり、材料・工期が上振れ

  4. 付帯部の傷み → シーリングの口開き・剝離が進み、打ち替え量が増加

  5. 躯体への影響(長期) → モルタル浮き/サイディング反りの是正が発生し、部分張替・樹脂注入など重整備へ。

早期の再塗装は工程が1つ少なく、下地の“やり直し”も少ない安く・早く・長持ちになりやすいのが実情です。

セルフ判定:3分でできる確認方法

  • 白手袋テスト:外壁を50cm四方で軽くこする。粉で真っ白=要再塗装。薄く粉が付く程度=点検継続

  • テープテスト:養生テープを貼って剝がす。粉がべったり付く=密着低下

  • 散水の弾き:霧状の水をかけて均一に吸う→劣化進行。水玉がはじかれるなら保護力が残存。

  • 日当たり差南・西面が先行。面ごとの差が大きければ計画の合図。


最短の是正プラン(現場フロー)

目的は**“粉を残さない+脆弱層を固める”**。下地が決まれば仕上げは長持ちします。

  1. 高圧洗浄

    • 粉・藻・汚れの除去が最優先。直角・至近距離の“削り洗い”は厳禁。

    • 藻コケが強い場合は薬剤洗い→再洗浄で根を絶つ。

  2. 乾燥管理

    • 含水率が高いと密着不良。日当たりや風通しで面ごとに乾燥時間を調整

  3. 下塗り(高浸透シーラー)

    • 粉の固着・吸い込み止めが目的。吸い込みが止まるまで必要に応じて2回

    • 微細ひびが多い面は微弾性フィラーを併用し段差をならす

  4. 補修(軽微は標準対応)

    • ヘアクラック・欠け・釘頭などは追加費用なしの範囲で同時処置(当社基準)。

  5. 中・上塗り(所要量管理)

    • 規定塗布量で膜厚を確保。艶・色・耐久のバランスを面ごとに調整。

  6. 端部・シーリング

    • 取り合い部の口開き打ち替え/増し打ち後打ちの順序を守る。

  7. 完了検査

    • 色ムラ・艶ムラ・ピンホールを目視と写真で確認。引き渡し書類に洗浄〜下塗りの記録を添付。


外壁材別の注意点(サイディング/モルタル/ALC)

  • 窯業系サイディング

    • 反り・釘浮き・小口吸水に注意。小口の下塗り増しで吸水を止める。目地シーリング劣化差が大きいので個別判断

  • モルタル

    • ヘアクラックの拾いが仕上がりを分ける。微弾性→上塗りの“段差ならし”が有効。

  • ALC

    • 吸水性が高いシーラー2回フィラー併用を前提に。目地・鉄部の取り合いを丁寧に。


見積書で“必ず”そろえるチェック項目

  1. 洗浄工程薬剤の要否/再洗浄の有無まで明記。

  2. 下塗り仕様シーラー種別(高浸透/カチオン等)・回数・吸い込み止まり判定

  3. 微弾性の扱いどの面に使用するかを図示。

  4. 軽微補修の範囲ヘアクラック幅・欠けサイズ・釘頭押さえ標準/追加の線引き。

  5. シーリング打ち替え or 増し打ちプライマー有無打設順序

  6. 塗布量管理1回あたりの所要量(kg/㎡)合計

  7. 写真提出洗浄→下塗り→完了工程写真何枚渡すか。


よくある質問(FAQ)

Q. 触ると粉が付くけど、まだ色はきれい。急いだほうがいい?
A. 洗浄と下塗りが1工程少なくできる時期に再塗装するのが結果的に割安です。粉が濃くなる前が目安。

Q. クリヤー仕上げ(透明)で保てますか?
A. 既に粉が出ている面では不可。色付き仕上げ+下塗りでの固着が必要です。

Q. DIYで粉だけ拭いて塗ればいい?
A. 再発します。 粉は摩擦では取り切れないので、洗浄+高浸透シーラーが前提です。

Q. 雨や暑さで工事は遅れますか?
A. 乾燥が最優先。雨天後や高湿度は乾き待ちで日程調整します。面ごとに含水を確認してから進めます。


まとめ/100円診断のご案内

  • チョーキングは防水低下のサイン粉を残さず固めるのが最短ルート。

  • 高圧洗浄→高浸透シーラー→(必要により微弾性)→中上塗りが王道。

  • 今が“工程を減らせる時期”か数値で判断するとムダがありません。

▼最短当日OK:100円診断のご予約

  • 診断内容:粉化度・含水率・付着・ひび5項目採点写真

  • 提出物:7日以内に簡易報告書(仕様案・工程・概算)
    電話:028-612-8881(7:00–22:00)/

    Web:お問い合わせフォーム


監修・編集情報/免責

  • 企画編集:栃木県塗装の相談窓口 編集部

  • 監修:外壁担当(施工技能士/実務10年以上)

  • 所在地:栃木県宇都宮市東宿郷3丁目1−8大福ビル3F

  • 更新日:2025-08-06

本記事は一般的な情報提供です。現場条件により適否が変わります。詳細は現地診断でご確認ください。


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栃木県塗装の相談窓口

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