足場代を一度で回収！外壁塗装と“一緒にやるべき”同時工事12【宇都宮・栃木】 | 外壁塗装は栃木県、宇都宮市の栃木県塗装の相談窓口 | ブログ

更新日：2025-09-04｜対象：戸建てオーナー／管理会社

執筆：栃木県塗装の相談窓口 編集部
技術レビュー：施工管理責任者 小林 凌乃介（現場経験10年以上）
所在地：栃木県宇都宮市東宿郷3-1-8 大福ビル3F｜電話：028-612-8881
検証方法：工程写真／缶使用量・湿膜厚（WFG）・露点差ログ／足場計画図と役物の納まり確認

外壁の塗り替えでいちばんの固定費は足場。どうせ組むなら、“高所”の用事を一気に片づけて投資回収を狙うのが賢い選択です。ここでは優先度付きで“同時にやると後悔しない工事”を12項目に厳選。見積りのチェックポイント／工程の順番／保証の線引きまで実務目線でまとめました。

結論

• 同時工事は漏水リスク直結＞劣化が早い部位＞見た目の順で優先。

• 見積は**「一式」禁止**。部位ごとに数量・下地・塗布量・写真枚数・保証範囲を数値で固定。

• 工程は屋根・役物→シーリング→下地補修→塗装→付帯→検査の上から下が原則。

同時工事12選（優先度つき）

1. 屋根の棟板金・谷板金・雪止め【最優先】

• 内容：釘/ビス浮き→ビス打ち替え（座金付）、ジョイントシール、谷板金の穴あき点検・交換。

• 理由：風雨直撃の漏水ルート。塗装だけでは止まりません。

2. 屋根本体のメンテ（塗装／カバー／葺き替えの付帯部分）

• 内容：スレートの割れ補修、金属屋根の赤サビ部補修、必要に応じてカバーの役物先行。

• 理由：外壁より先に劣化が進むのが屋根。足場同時で段取り効率◎。

3. 雨樋（軒・縦）交換／勾配是正【最優先】

• 内容：樋本体・集水器・支持金具・縦樋バンドのセット更新、勾配修正。

• 理由：溢れ＝外壁汚れ・腐朽の元。塗装だけより体感メリットが大。

4. 目地・開口部のコーキング全打ち替え

• 内容：撤去→プライマー→新規充填（開口部は三面接着防止）。

• 理由：防水の要。“打ち増し”は応急でしかありません。

5. ベランダ防水（FRPトップ再塗装／ウレタン塗膜）

• 内容：ドレン清掃・立上りのクラック補修→トップ再塗装、必要に応じて塗膜防水。

• 理由：室内への漏水に直結。足場で手すり外側も一気に施工。

6. 破風・鼻隠しの板金巻き or 下地補修

• 内容：木腐朽はパテでなく交換や板金巻き。

• 理由：風雨最前線。塗装だけだと再発しがち。

7. 軒天・換気フード・通気見切りの交換

• 内容：軒天のたわみ補修、防虫網付フードへ交換、通気見切り清掃・更新。

• 理由：結露・湿気排出の動脈。詰まりは劣化を加速。

8. 庇・水切り・シャッターボックス等金属付帯の防錆＋上塗り

• 内容：ケレン→2液エポ防錆→2液ウレタン/フッ素。

• 理由：サビは面で広がる。早期の下地設計が要。

9. サッシ廻りの水切り・シール最適化

• 内容：下端の水抜き確保、既存アルミ水切りの勾配再確認、シール更新。

• 理由：吹込み水の出口を作ると室内側トラブルを避けやすい。

10. 外壁クラック補修＆意匠復旧

• 内容：モルタルはUカット＋樹脂モルタル、サイディングは小口吸水止め→パターン復旧。

• 理由：下地処理が寿命に直結。上塗りだけでは隠せません。

11. 屋外配線の整線・支持金物更新（高所）

• 内容：TV/ネット/エアコン配管の結束・カバー更新、固定金物の錆交換。

• 理由：足場がある今が唯一のチャンス。見た目も改善。

12. 太陽光・アンテナ・外灯まわりの点検（専門協働）

• 内容：架台防錆・配線保護・照明器具の更新。

• 注意：電気・通信は専門業者と連携（停電・安全管理のため）。

見積りで“必ず”固定するチェック

• 部位別の数量（m・㎡・本数）を明記

• 下地処理の方法（撤去／ケレン番手／プライマー種）

• 塗布量（kg/㎡）・回数と湿膜厚（WFG）測定の運用

• 工程写真：洗浄→下塗→各面完了で最低15枚

• 保証の対象（雨水浸入／剝離／退色）と年数・点検頻度

• 順延ルール：露点差・湿度・下地温度のGO/NO-GO基準を数値化

工程の組み方（上から下へ）

1. 屋根役物・板金補修

2. シーリング撤去→新規充填

3. 下地補修（クラック・腐朽）

4. 外壁・屋根の下塗→中塗→上塗

5. 付帯（樋・金属・木部）

6. 検査・写真提出→足場解体→最終確認

ポイント：夕方の追い塗りは避ける（結露帯）。**露点差≥3℃／RH≤85%**で判断。

失敗しない“同時工事”の選び方

• 家計視点：足場は固定費。高所のやり残し＝二重払いにつながる。

• 長期視点：次の屋根計画（カバー・断熱）を見越し、交換前提の部材は過剰投資しない。

• 見た目視点：付帯は半トーン濃/薄で色差を設計→経年差が目立ちにくい。

よくある質問（FAQ）

Q. 12全部は必要？
A. 家ごとに違います。漏水直結（屋根役物・コーキング・樋）優先、次に劣化の早い金属付帯・破風、最後に見た目の付帯が基本です。

Q. 付帯の塗料は外壁よりランクを落として大丈夫？
A. 動き・摩耗の大きい付帯は柔軟性と防錆が優先。下塗り設計＞上塗り等級で考えると長持ちします。

Q. ベランダ防水は“トップ塗り”で十分？
A. 素地の状況次第。トップ再塗装で戻るのは軽度まで。クラックや膨れは下地からのやり替えが必要です。

Q. 太陽光や外灯は頼める？
A. 電気・通信は専門協働で安全に対応。足場があるタイミングでの配線保護・器具更新は合理的です。

まとめ／ご相談はお気軽に

• 足場代は一度で回収。高所の“後回し”をゼロにするのが成功の近道。

• 当社は写真・数値（塗布量／WFG／露点差）と保証範囲まで書面化してご提案します。

最短当日OK：無料相談・100円診断

• 診断：同時工事の要否を写真とチェック表で判定

• 提出：48時間以内の簡易報告書（仕様案・工程・概略スケジュール）
  所在地：栃木県宇都宮市東宿郷3-1-8 大福ビル3F｜電話：028-612-8881（9:00–18:00）
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• 更新日：2025-09-04

本記事は一般的な情報提供です。最適な仕様は現地条件・各製品TDS（技術資料）でご確認ください。高所・電気・構造に関わる作業は必ず専門業者にご相談ください。