付帯金属のサビを止める——ケレン等級×防錆下塗り完全ガイド【宇都宮・栃木】

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更新日:2025-10-16|対象:雨戸・シャッターボックス・水切り・庇・手すりなどの金属付帯

執筆:栃木県塗装の相談窓口 編集部
技術レビュー:施工管理責任者 小林 凌乃介(現場経験10年以上)
所在地:栃木県宇都宮市東宿郷3-1-8 大福ビル3F|電話:028-612-8881
検証方法:腐食度分類(全面/点サビ/穴あき)・ケレン等級(目視)・防錆下塗りの付着試験(クロスカット)・膜厚(WFT/WFG)・露点差/RHログ


結論

  • サビは“削る→封じる→守る”の三段構え。 まず素地へ届くケレン、次に防錆下塗りの適合、最後に上塗りでバリア

  • ケレン等級は最低でもST2(赤サビ・劣化塗膜をしっかり除去)、可能ならST3(素地目が出るレベル)

  • 下塗りは“素材×環境”で選ぶ:鉄部=2液エポ防錆が基本、亜鉛めっき=ジンクリッチ/反応型プライマー

  • 白化・膨れの多くは乾燥不足や露点差無視GO/NO-GO=**露点差≥3℃・RH≤85%・素地温度≥5〜10℃**を厳守。


まず“金属の種類”を見分ける

  • 鉄(スチール):磁石が付く/赤サビが出る。→ エポ防錆+上塗りが基本。

  • 亜鉛めっき鋼板(トタン/溶融亜鉛):新しめは白サビ。→ ジンクリッチ or 反応型プライマー

  • アルミ:軽くてサビにくいが塗装は難付着。→ アルミ対応プライマー(塗らない判断も品質)。

  • ステンレス:基本は塗らない。必要時は足付け+金属用プライマー

材質が不明なときは“磁石”と“切断面の色”で当たりを付ける。迷ったら塗らない判断を含めて専門家へ。

ケレン等級と工具の選び方(現場ベース)

等級目安主な工具適用
ST2赤サビ・脆弱塗膜をしっかり除去。素地はまだ見え隠れ皮スキ、スクレーパー、ワイヤーブラシ、#80〜120紙やすり最低ライン(付帯一般)
ST3素地がはっきり出るレベル。金属光沢が部分的に見えるサンダー(非鉄ブラシ/フラップ)、ディスクグラインダ(慎重に)再発を抑えたい部位
Sa2.5(ブラスト)全面ブラストで素地露出サンドブラスト設備工場・大規模のみ

ポイント

  • 角・小口・重ね代はサビが再発しやすい。端部は“ストライプコート”(先に下塗りを線状に増し塗り)。

  • 粉化した旧塗膜完全除去。残すと層間剝離でやり直しに。


防錆下塗りの“適材適所”

  • 鉄部の標準解2液エポキシ防錆(厚膜可・付着◎)。膜厚はTDSの規定内に。

  • 重度サビ/ピンホール多め高防錆の厚膜エポ or 錆転換+エポ(※転換材は粉残り厳禁、洗い流し必須タイプはTDS順守)。

  • 亜鉛めっきジンクリッチプライマー(亜鉛粉末多含有) or 反応型プライマー白サビ除去→足付けが前提。

  • アルミアルミ用プライマー(反応型/エッチング)。**水切り・雨戸枠など“塗らない判断”**も検討。

  • 溶接部・切断面ジンクスプレーで補修エポ防錆

上塗り2液ウレタン/フッ素など“柔軟×耐候”を部位に応じ選択。膜厚・再塗り可時間を守る。

施工フロー(雨戸・庇・水切りの例)

  1. 洗浄:油分・汚れを落とす(中性洗浄→水洗い→乾燥)。

  2. ケレン(ST2〜ST3):赤サビ・浮き塗膜を除去。粉・ダストを完全に拭き取り

  3. 下塗り2液エポ防錆(または適合プライマー)。端部はストライプコート

  4. 素地・環境チェック露点差≥3℃/RH≤85%/素地温度≥5〜10℃

  5. 上塗り2回規定塗布量とWFT/WFGで数値管理。

  6. ビス交換鉄ビス→ステンビスへ(サビ汁対策)。


“穴あき”の線引き(塗装で直せる/直せない)

  • OK(塗装可)点食で穴なし、板厚は健全。パテ補修で平滑に戻る。

  • NG(交換推奨)貫通穴・辺部の薄肉化・叩いてペコペコ。→ 板金交換 or 当て板+交換

  • 庇・手すり構造安全にも関わるため、無理な塗装延命はNG


乾燥・白化・膨れを防ぐGO/NO-GO

  • 露点差素地温度−露点温度≥3℃

  • 相対湿度≤85%(製品TDSで優先)

  • 素地温度≥5〜10℃(冬季は“午前中の下塗→午後上塗”の面分割)

  • 夜露夕方の追い塗りは×白化・艶引けの主因。


見積で“固定”すべきチェック

  • 対象部位・材質(鉄/亜鉛めっき/アルミ)

  • 腐食度とケレン等級(ST2 or ST3)+工具(ワイヤー/サンダー等)

  • 下塗り製品名・膜厚(WFT/WFG・規定塗布量)

  • 上塗り製品名・回数・艶

  • 端部ストライプコートの有無

  • **ビス交換(ステンレス化)**の有無

  • GO/NO-GO基準(露点差・RH・素地温度・再塗り可時間)

  • 工程写真(ケレン→下塗→中塗→上塗)と数値ログ


“やってはいけない”NG集

  • 赤サビの上に直接塗る(早期再発)

  • 粉を拭かずに下塗り(層間剝離)

  • 亜鉛めっきにエポ防錆を直塗(密着不良の定番)

  • 夕方の追い塗り→夜露(白化・艶引け)

  • 通気・水抜き孔を塗膜で塞ぐ(滞水→膨れ)

  • 鉄ビスの再利用(サビ汁復活)


3分セルフ判定(家の前でOK)

  • 赤サビが面で広がる/指で粉が付く

  • 角・小口・重ね代にサビ集中

  • ビス周りから“茶色い涙”

  • 庇裏の塗膜が浮く/膨れている
    2つ以上ならST3+高防錆下塗り部分交換の検討ゾーン。


よくある質問(FAQ)

Q. 錆転換剤だけで大丈夫?
A. 粉残り・厚塗りミスで剝がれが多いです。機械的除錆(ST2/3)+エポ防錆の“王道”が安定。

Q. 亜鉛めっきにサビがあります。対処は?
A. 白サビ・酸化膜を除去→足付け後、ジンクリッチ/反応型プライマーを選びます。エポ直塗は密着不良の元。

Q. 上塗りは水性でもOK?
A. 下塗りが適切なら可。ただし金属は溶剤2液の方が幅広く安定。臭気配慮で水性上塗を選ぶケースもあります。

Q. 冬でも施工できますか?
A. 可能ですが、露点差・RH・素地温度の基準を満たし、午後遅い塗り重ねを避ける運用が必須です。


まとめ/ご相談はお気軽に

  • サビ止めは“ケレン等級×適合下塗り×乾燥管理”がすべて。

  • ST3を狙う覚悟と、端部ストライプコート・ステンビス化再発確率を下げられます

  • 当社は工程写真+膜厚(WFT/WFG)+露点差/RHログを提出。無理進行はしません

最短当日OK:無料相談・100円診断

  • 診断:腐食度・ケレン等級・下塗り選定写真×数値で判定

  • 提出:48時間以内の簡易報告書(仕様案・工程・概略スケジュール)
    所在地:栃木県宇都宮市東宿郷3-1-8 大福ビル3F|電話:028-612-8881(9:00–18:00)
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監修・編集情報/免責

  • 企画編集:栃木県塗装の相談窓口 編集部

  • 技術レビュー:施工管理責任者 小林 凌乃介

  • 所在地:栃木県宇都宮市東宿郷3-1-8 大福ビル3F|電話:028-612-8881

  • 更新日:2025-10-16

本記事は一般的な情報提供です。最適な仕様は現地条件・採用塗料のTDS(技術資料)をご確認ください。


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